SESで案件が決まらないエンジニアの特徴は?対処法についても解説

エンジニアとして就職または独立したものの、案件が決まらず苦労している方もいることでしょう。なかなか案件が決まらないと、自分が活躍できないのではないかと焦るのも無理はありません。
本記事では、SESで案件が決まらないエンジニアの特徴を解説します。原因と解決策を知り、案件が決まらない状態から抜け出しましょう。
目次
SESで案件が決まらないエンジニアの特徴

SESで案件が決まらない場合、どのような原因が考えられるのか気になるところでしょう。人によっては、案件が決まらないのは景気や会社のせいではないかと思うかもしれません。
しかし、SESで案件が決まらないのには、いくつか原因があります。原因を把握し自分で改善できる点を見出すことで、案件獲得につながりやすくなります。
具体的に、どのような原因があるのか考えてみましょう。
IT業界の知識が不足している
SESエンジニアとして案件が決まらない場合には、IT業界の知識不足やスキルの乏しさから即戦力を疑問視して選ばれない可能性が考えられます。
少しでも案件を獲得しやすくするためには、IT業界の知識を定着させたりスキルアップに努めたり、ITパスポートを取得したりなどの努力が必要です。
また、資格取得や独自のWeb開発・ポートフォリオ(作品集)の作成なども案件獲得の糸口につながりやすくなります。
私たち高還元SES企業のテクニケーションでは、エンジニア一人ひとりのスキルや希望を考慮した働き方を実現できます。
また、案件選択制やチーム制を導入しており、個々の効率的なスキルアップが可能です。チームのメンバーから各案件のリーダーを目指すこともできるため、開発フローの全体像をつかむこともできます。
ぜひ、テクニケーションで理想の成長環境を見つけてみませんか?まずはカジュアル面談で、あなたのキャリアについてお聞かせください。
面談の準備が足りていない

十分なITスキルを持っているにも関わらず、案件が決まらない場合には面談の準備が足りていない可能性が考えられます。
SESエンジニアが案件を決める際は、クライアント先や雇用元の企業などで面談が行われます。事前に面談が行われる理由は、常駐先での業務のミスマッチを防ぐためです。
クライアント先が求める人材とエンジニアのスキルでミスマッチが生じてしまうと、業務についていけなくなったり、コミュニケーションがうまく取れなかったりと業務継続が難しくなってしまいます。
このようなリスクを減らすために、事前にSES面談が実施されます。少しでも多くの案件を獲得するためには、面談の準備が欠かせません。
自分の経歴や今後のキャリアの方向性など面談の準備が不十分だと、うまく自分をアピールできず案件獲得を逃すことになります。
また、面談の準備不足は相手からやる気がないのではないかと思われがちで、悪い印象を与えることにつながります。
案件を選びすぎている
豊富な案件があるにも関わらず決まらない場合には、案件選びにこだわりすぎているのかもしれません。
たしかに自分のキャリアアップや報酬アップを目指すためには、理想案件を決めておくことも重要です。
しかし、自分がやりたい案件しか選ばない姿勢のままでいると、獲得する案件が限定され自らチャンスを潰してしまうことになります。
少しでも多くの案件獲得につなげるためには、自分のこだわりを持ちつつ、妥協できる点がないか模索することも重要です。
例えば、得意な言語でシステム開発を請け負いたいと思っていても、提案された言語が異なる場合があります。しかし、ほかの条件が妥協できるのであれば案件を受ける価値はあります。
条件が違う案件でも経験を積んだり、スキルを磨いたりすることで、自分の新たな可能性を見つけられるかもしれません。
年齢に見合ったスキルがない

SESエンジニアとして案件が決まらない場合には、年齢に見合ったスキルを持っていない可能性があります。SES業界では、年齢層によって求められるキャリアパスが異なるのがポイントです。
例えば20代であれば未経験からのスキルアップ、30代であればプロジェクトリーダー、50代であればプロジェクトマネージャーというように年齢の高さと比例して高いスキルレベルが求められます。
企業は即戦力となるエンジニアを求める傾向があり、若年層のほうが有利な場合があります。
SESエンジニアとして新たなキャリアを構築させるためには、なるべく早いうちから行動するのが望ましいでしょう。
コミュニケーションがあまり得意ではない
なかなか案件が決まらない場合には、コミュニケーション不足の可能性も考えられます。SESエンジニアと聞くと、ひたすらパソコンと向き合うイメージを抱きがちでしょう。
しかし、SESエンジニアはチーム体制でプロジェクトを進めなければならないため、メンバー同士のコミュニケーションが大切です。
面談の際に、うまく自分のスキルを説明できなかったり受け答えがまともにできなかったりすると、相手に悪い印象を与えてしまいオファーが見送られる可能性があります。
特に、以下のようなコミュニケーションの問題を抱えている方は注意しましょう。
- 声が小さい
- 質問の意図とは異なる返答をする
- 話が長い
- 勝手に話を進めてしまう
高いコミュニケーション能力を身に着けるためには、日頃からトレーニングを重ねることが必要です。
例えば日常生活で積極的に会話をする、または専門家の指導を受けることで、コミュニケーションスキルを向上させられます。
身近にコミュニケーションについて問題視する方がいれば、その方の意見を参考にコミュニケーション能力を向上させるのも一つの手段です。
SESで案件が決まらないときの給与はどうなる?

SESで案件が決まらない場合、給与の扱いがどうなるのか気になる人も多いでしょう。特にフリーランスの場合は、収入減少にもつながるため死活問題になる可能性があります。
一方で正社員として雇用されていた場合には、待機期間が生じる可能性があります。待機期間が生じた場合、場合によっては給与に影響が出ることも頭に入れておかなければなりません。
社内待機の場合
社内で待機する場合には、給与は全額支給されます。これは待機中であっても出勤していれば業務扱いになるためです。
実際に厚生労働省の公式ホームページによると、たとえ待機時間が生じたとしても、出勤していれば労働時間とみなされます。
とはいえ、社内待機中は何もしないことに罪悪感を覚える人もいるかもしれません。
社内での待機期間中でも時間を有効活用するためには、スキル研修の参加や社内業務(自社開発や採用活動など)、次の案件の準備などに取り組むのが望ましいです。
自宅待機の場合

自宅待機の場合、給与に影響が出る可能性があります。例えば、リモートワークの場合には出勤扱いになるため給与を全額支払ってもらえますが、企業によっては休業扱いにするところもあります。
休業扱いになると、給与が減額される可能性があるため注意が必要です。休業手当はもらえますが、本来受け取れるはずの給与の60%の支給になります。
日本労働組合総連合会の労基法第26条に、休業期間中は平均賃金の60%以上の休業手当を支給するという文言が記されています。
短期間の休業扱いであればよいですが、長期化すると生活にも影響が出やすくなるでしょう。生活に影響が出ないようにするためにも、案件獲得に向けた早めの行動が重要です。
SESで案件が決まらないときの対処法

SESで案件を決めるためには、早めの行動が重要です。待機期間が長期化してしまうと、休業に伴う給与の減額やスキルダウンなどにもつながります。
SESで案件が決まらない場合には、どのような行動を取るべきなのか紹介します。
証明できる資格を取得する
未経験の状態からSES案件を獲得するためには、スキルシートを充実させることが重要です。スキルシートは履歴書のようなもので、スキルの詳細が充実しているとクライアントもオファーするべきかチェックするようになります。
過去の実績を証明するポートフォリオと資格が充実しているのが理想ですが、未経験の方だとスキルシートを埋めるのは難しいでしょう。
スキルシートを充実させるには、資格を習得するのが効果的です。特に、ITパスポートと基本情報技術者試験の2つの資格は初心者でも取得しやすく、IT用語や基礎知識などが身に着けられます。
もし余裕がある場合には、インフラ系やデータベース・システムなど幅広い資格を取得するとよいでしょう。
面談の準備をしっかり行う

SES案件を獲得するためには、面談の準備を徹底ですることが重要です。面談の準備を怠ってしまうと、自己PRがうまくできず案件獲得が難しくなってしまいます。
面談準備のポイントは、自己分析と案件の情報を整理することです。自己分析では、自分の得意な言語やスキル・キャリアビジョンなどを整理しアピールできるポイントをまとめましょう。
一方案件の情報は、案件の概要やプロジェクトの目的・具体的な業務内容などを細かく調べるのがポイントです。
案件の情報をもとに、自分のスキルや知識がどの程度貢献できるか整理すると、面談時のヒアリングがスムーズになります。
また、面談の準備では面談の練習が欠かせません。面談の練習をする際は、以下のポイントを押さえることが重要です。
- 結論から話す
- 前向きな発言をする
- 笑顔で接する
- 相手に聞きやすい口調で話す
- 自分の経歴を話せるようにする
- 質問される内容の回答を用意する
面談の準備を徹底し、案件獲得につなげましょう。
需要のあるスキルを身に付ける
SES案件を少しでも多く請け負うためには、需要のあるスキルを習得することも有効な手段です。たとえ豊富なスキルがあったとしても、企業が求めるスキルでない場合は、オファーされない可能性があります。
少しでも案件獲得の可能性を上げるためには、求人情報や市場トレンドなどを調査し、どのようなスキルが需要があるのか調査し身に付けることが必要です。
自身に問題が見当たらなければ会社側の原因を考える

しっかり面談対策をしているにも関わらず案件獲得に至らない場合には、営業力不足や市場とのミスマッチ・取引先の少なさなど、企業側に原因がある可能性があります。
雇用元となっているSES企業は、SESエンジニアが仕事を見つけるための重要なパイプでもあります。そんなSES企業がうまく機能していないと、案件獲得は難しいでしょう。
SESで案件が決まらない会社の特徴

案件が決まらず会社側に問題がある場合、具体的には以下のような原因が考えられます。
- 営業力が不足している
- 請負金額が相場より高い
- 派遣事業許可やPマークの資格がない
上記の項目で当てはまる内容があれば、この機会に転職やクライアント先の変更などを検討した方がよいでしょう。
営業力が不足している
SESエンジニアを活躍させるためには、営業担当者の営業力が重要です。
営業担当者のスキルが足りないと案件獲得が難しくなり、エンジニアのもとにも仕事が回らなくなってしまいます。
特に多くのSESエンジニアを抱えている企業の場合には、案件の少なさから案件獲得の倍率も高くなるでしょう。
定期的に案件が来るかどうかが、重要な見分けポイントです。
請け負う金額が相場より高い

SESで案件が決まらない会社のなかには、相場よりも高い金額で営業をかけている可能性があります。
例えば、相場500,000円のシステム開発に対し、800,000円で営業をかけてしまうとクライアント先はコストの高さから外注を控えます。
多くの案件を獲得するためには、クライアント先の予算規模やエンジニアの適正単価などを考慮したうえで、適正価格を見積もることが重要です。
もし高額案件があるにも関わらず案件が回ってこない場合には、請け負う金額が高い可能性があり注意しなければなりません。
派遣事業許可やPマークの資格がない
SESで案件が決まらない会社の特徴は、派遣事業許可やPマーク(プライバシーマーク)の資格を持っていないことが挙げられます。
派遣事業許可とは派遣事業を行うために必要な許可資格で、Pマークは個人情報の取り扱いが基準に満たされていることを証明するものです。
いずれも取得必須ではありませんが、多くのSES企業では取得しています。クライアント先のなかには、派遣事業許可やPマークの資格がない企業との取り引きを拒否するところもあり、特に大手企業や上場企業などでは厳しく見てきます。
もしSES企業に就職や転職をする際は、派遣事業許可やPマークの資格を保有しているかどうか、注目するべき視点となるでしょう。
自分のスキルに合う案件が見つかる優良なSES企業を視野に

自分のスキルに見合った案件が見つからない場合には、優良SES企業への転職がおすすめです。
営業力が強く豊富な案件を取り扱っているSES企業は、SESエンジニアとして活躍できるチャンスがあります。また、取引先との関係が良好であれば、案件獲得もしやすくなるでしょう。
もし、優良SES企業への転職を検討しているのなら、高還元SES企業がおすすめです。
私たち高還元SES企業のテクニケーションでは、エンジニア一人ひとりのスキルや希望を考慮した働き方を実現できます。
また、案件選択制やチーム制により、個々の効率的なスキルアップが可能です。チームのメンバーとして経験を積み、案件リーダーを目指すこともできるため、開発フローの全体像をつかむこともできます。
ぜひテクニケーションで理想の成長環境を見つけてみませんか?まずはカジュアル面談で、あなたのキャリアについてお聞かせください。
案件が決まらない状況を避けるためにも優良SES企業のサポートを受けよう

本記事では、SESで案件が決まらないエンジニアの特徴を解説しました。資格取得や面談対策、需要の高いスキルの習得により、案件獲得のチャンスを広げられます。
ただし、企業側に問題がある場合は、優良SES企業への転職も検討すべきです。もし、転職を検討していましたら、この機会にテクニケーションで活躍してみるのはいかがでしょうか。
テクニケーションでは、高還元の案件を豊富に扱っており、自分のスキルやキャリアに合わせた働き方が可能です。案件選択制を導入しているため、自分の挑戦したいジャンルに取り組めます。
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