SES企業で案件選びは可能?選択制度のメリットや案件ガチャについても解説

SESでは案件を自由に選べないのが一般的で、システムエンジニアのみなさんは半ば諦めつつも、アサインされた案件に対して不満を抱えることもあるのではないでしょうか。
数あるSES企業のなかには、エンジニアが案件を選択できる制度を導入している企業も少なくありません。案件ガチャや名ばかりの案件選択制と揶揄されることもあります。
本記事では案件の選択制度のメリットや案件ガチャについて詳しく解説します。この記事を通して、より自分に合った働き方を見つけるための参考にしてみてください。
目次
SES企業で案件選びは可能?

システムエンジニアのなかには、これまで案件を自由に選択できなかった経験を持つ方がいます。
そして、SESはクライアントの都合が優先であり、案件は選べないものであると思い込んでいる方も少なくありません。
しかし、SES企業によっては案件の選択が可能であることをご存知でしょうか。
企業ごとに選択制度が異なるため、ここでは案件選びが可能なSES企業についてわかりやすく解説します。
SES企業によっては選ぶことができる
SESの案件選択制とは、システムエンジニア自身が企業の案件を選択して参画できる制度のことを指します。
案件選択制では、システムエンジニア側は自身の希望する案件からそれぞれの内容を比較し選ぶことができます。
従来のほとんどのSES企業は、企業側が案件にマッチングする人材を選んでいました。
そのため、システムエンジニアが案件を選べませんでしたが、案件選択制により個人にあった案件を選択できるようになったのです。
私たちテクニケーションでは、案件選択制を導入しています。そのため、キャリアの幅を広げるためにキャリアビジョンやスキルに応じて、自由に案件の選択をすることができます。
テクニケーションでは、ほかにも単価給与連動制によって、将来のキャリアを考慮して高いモチベーションを保ちながら年収アップを目指せる環境を整えているのが魅力です。
テクニケーションに転職後、2,000,000〜3,000,000円の年収アップを実現した方も在籍しています。高還元SES企業でキャリアアップしたいと考えている方は、ぜひお気軽にテクニケーションのカジュアル面談でご相談ください。
名ばかりの案件選択制には注意
案件選択制で好きな業務内容で仕事ができることは大変喜ばしいことです。しかし、実際に入社してみると話が違うと感じるケースも少なくありません。
実は選べない自称・案件選択SESという企業が存在します。案件選択制を謳っていても、SES企業へ案件選択制について事前に内容を確認しておきましょう。
SES企業の案件選択制のメリット

案件選択によってキャリアやよりよい働き方につながるメリットも多くあります。しかし、SES企業に案件選択制が導入されていると、具体的にどのようなメリットがあるのでしょうか。
ここでは、案件選択制のメリットについてわかりやすく解説します。
経験やスキルを活かせる
自分のスキルに合った業務を選ぶことは、仕事の成果や満足度に影響します。自分のスキルとかけ離れた高いスキルが求められる案件では、わからないことに時間を費やすことも多く、かなりストレスがかかるでしょう。
逆に自分にとって簡単すぎる案件ではつまらないと感じ、モチベーションの低下にもつながりかねません。
案件選択制を活用することで、自分に合った案件を選び、やりがいやモチベーションを維持しながら働くことができます。
習得したいスキルを身に付けられる
システムエンジニアとしてやりたいことや、目指しているキャリアは人それぞれです。そこで、案件選択制では自分の目指す方向にあった案件を選ぶということも大切です。
技術を習得したいと考えている場合はAIやIoT分野を選択したり、マネジメント経験を積みたいと考えている場合はプロジェクトリーダーの案件を選択したりすることで、自分の身に付けたいスキルが習得できます。
下流工程ばかりでなく、上流工程の案件の経験があれば、今後のキャリアアップにもつながります。
単価が高い案件に参加できる
SES企業では、単価給与連動制を導入しているところもあります。システムエンジニアのスキルや経験を正当に評価して、報酬の適正化に取り組んでいます。
また、システムエンジニアへの還元率を高め、モチベーションアップを図る企業も増加傾向です。還元率を高めることで給料アップにもつながり、働きやすい環境作りに取り組む企業も増加しています。
高還元SESである私たちテクニケーションでは、単価給与連動制を導入しています。そのため、将来のキャリアアップを目指して高いモチベーションを保ちながら、年収アップを目指せる環境を整えているのが魅力です。
テクニケーションでは、ほかにも案件選択制によってキャリアの幅を広げるためにキャリアビジョンやスキルに応じて、自由に案件の選択をすることができます。
高還元SES企業で年収アップやキャリアアップをしたいと考えている方は、ぜひお気軽にテクニケーションのカジュアル面談でご相談ください。
ワークライフバランスがとりやすい
ワークライフバランスとは、仕事と私生活のバランスがとれている状態のことを指します。
案件選択制では、リモートワークを希望することも可能です。自宅で仕事をすることで通勤時間をカットでき、満員電車のストレスもありません。時間に余裕が生まれることで、新しい技術の研鑽や資格取得の勉強などに時間を使うことができます。
また、地方にいながらも東京のプロジェクトに参画することも可能であり、自分自身のライフスタイルに合わせた働き方も選ぶことができるでしょう。
自宅から近い常駐先の案件に参加できる
システムエンジニアの働き方として、客先常駐というものがあります。
客先常駐とは、クライアント企業やクライアントが用意したオフィスビルなどに出向いて仕事をすることです。
これは場合によって自社にいる時間より、客先にいる時間の方が長くなることがあります。案件選択制では、リモートワークのほかにも勤務地などを希望することもできるため、自宅から通いやすい客先を選ぶことで通勤にかかる負担を軽減することができます。
自分のライフスタイルに合った勤務地を選べるのも案件選択制のメリットの一つです。
案件を選べないエンジニアの特徴

システムエンジニアの方が案件を選べないのは、自分の運のなさや企業の都合だと思っていませんか。
これは、自分の経験不足やスキル不足・交渉力の欠如などの影響が案件を選べない原因と指摘する声もよく耳にします。
ここでは案件を選べないシステムエンジニアの特徴を挙げ、システムエンジニアが自分自身の改善点に気付き、次なる成長へつながることを目指します。
経験が浅い
システムエンジニアのスキルや今までの実績によって、案件選択制で選べる案件数は変動します。
当然、スキルや実績はすぐに身に付くものではありません。そのため、システムエンジニアとしての経験が浅いと選択肢は減ってしまう傾向にあります。
また、経験が浅いと面接より先のステップに進めないこともあります。経験を積んで、スキルアップを図り少しずつ選択肢を広げていきましょう。
希望条件が多すぎる
システムエンジニアの需要は年々高まっています。優秀な人材は案件を選ぶことができるという状態が続く可能性があります。
システムエンジニアの経験が1年未満の場合、フルリモート・フルフレックス・スキル以上の高い単価などの希望条件に見合う案件に出会うことは難しいです。
しかし、経験を積んでスキルアップすることで希望条件に合った案件に出会う可能性も高くなるでしょう。
面談が苦手
案件獲得につながるSES面談では、周到な準備が不可欠です。案件にアサインされたスキルがそれ程変わらない同僚と、案件がなかなか決まらない自分との大きな違いは何でしょうか。
面談では、コミュニケーション能力や仕事に対する姿勢なども見られています。クライアントの求める受け答えができる準備・対策がしっかりできていないと、面談での成功は難しいでしょう。
面談でのさまざまなパターンを想定した質問対策を周到に行うことで、少しでも苦手意識や不安が軽減でき、案件獲得のための第一歩が踏み出せるでしょう。
名ばかりの案件選択制を見抜くポイント

案件選択制があると謳いながらも、希望に沿う案件をアサインできない企業もあります。
SES企業の発信する情報を鵜呑みにして、失敗してしまうケースも少なくありません。
ここでは、名ばかりの案件選択制を見抜くポイントや回避方法をわかりやすく解説します。SES企業の本質を見極められる視点を身に付けましょう。
アサインまでにどのようなフローがあるか
システムエンジニアがプロジェクトに参加するまでの間に、どのようなフローがあるか事前に確認しておきましょう。
案件選択制を導入している優良な企業のフローを紹介します。
- スキルシートを作成して営業に提出する
- 希望する案件の条件を営業に伝える
- 営業から希望条件にマッチした案件の紹介を受ける
- 参画したい案件を選択して営業に伝える
- スキルシートに問題がなければお客様の面談を受ける
- システムエンジニア本人の承諾によって参画が決定する
名ばかりの案件選択制では、システムエンジニアに選択権がないフローになっていることも少なくありません。
例えば、営業主導で勝手に案件を選定されたり、面談後にオファーを受けた後でシステムエンジニアの承諾なしに自動的に参画となってしまったりするケースが見受けられます。
希望を納得いくまでヒアリングしてくれるか
案件選択制では、スキルシートを作成して営業に提出をします。しかし、名ばかりの案件選択制のなかにはシステムエンジニアの希望を聞かずに、スキルシートから憶測で選定した案件を勝手に紹介してしまうケースがあります。
スキルシートに書いてある内容はあくまでシステムエンジニアの能力を示したものであり、本人の希望が書いてあるとは限りません。
スキルシートはシステムエンジニアのスキルの共有ツールであって、案件の希望は今までとは違うものにチャレンジしたいと考えている方も少なくありません。
将来のキャリアプランを考えた案件を選択したいという方もいるため、ヒアリングをしっかりしてくれるかどうかはとても重要です。
案件数がどれだけあるか
案件は多い方がよいのはいうまでもありません。その理由としては、当然案件数が多い程選択肢が増えるからです。
保有している案件が多い程、希望を満たす案件とマッチする可能性が高くなるでしょう。
名ばかりの案件選択制では、お得意様の案件しか紹介しない・システムエンジニアの希望を無視して企業の都合でアサインする・案件を少なく提示することがあるため、注意が必要です。
案件ガチャとはどのようなもの?

システムエンジニアならば、多くの方が案件ガチャという言葉を耳にしたことがあるでしょう。
案件ガチャは、カプセル自販機のガチャガチャを由来とし、運まかせという意味を持つ〇〇ガチャのように使用されます。
システムエンジニアは案件を自身で選ぶことができず、紹介された案件をアサインすることになります。
そのなかには当然、自分のスキルや興味に合わないものや安い単価のものもあり、働くモチベーションの低下につながりかねません。
案件ガチャを失敗すると、望む業務に携われずスキルアップの機会を失ったり、キャリア形成が難しくなったりすることがあります。
案件ガチャを回避するためにも、入社前に企業情報を徹底的に調べたり、面接で仕事内容を事前に確認しておきましょう。
また、多くのシステムエンジニアが、自分の意思を伝えないまましんどい・つらいと嘆いているケースが見受けられます。
職場では自身の希望を発信したり現状についての報告をしたりして自分の意思を伝えましょう。
案件ガチャに外れるとキャリア形成に支障をきたす

案件ガチャに外れて自分の希望に合わない案件でもスキルは身に付くと思い、案件ガチャを外してしまったことを深刻に考えていない方もいるでしょう。
しかし、そのような状態を長期的に続けると自身のキャリアに大きな影響を及ぼしかねません。ミスマッチ案件により、キャリア形成やスキルアップの停滞につながる可能性はあります。
案件ガチャの失敗は貴重な時間を無駄にします。とにかく経験を積もうと考えるかもしれませんが、半年・1年単位での回り道は大きな損失です。
案件ガチャに対応している間、同僚のシステムエンジニアはどんどん先に進み、気付かない間に差を広げられてしまいます。
また、希望の業務に就けないことでスキルアップの機会を逃してしまうかもしれません。開発現場では、個人のスキルよりもプロジェクトの進行が優先されます。
自身の希望に沿った案件に出会うことで、キャリア形成を早め、仕事に対するモチベーションを向上することもできます。
案件を選べるSES企業で理想のキャリアを築こう

システムエンジニアのなかには、今の環境に違和感を覚えつつも、次にどう動けばよいのかわからないと迷っている方も少なくありません。
システムエンジニアとして理想のキャリアを築いたり、スキルアップを図ったりしていくには、自分に合った案件を選べる環境が不可欠です。

私たちテクニケーションでは、システムエンジニアが自由に案件を選択できる案件選択制を導入しています。そのため、自身のスキルや希望に合ったプロジェクトで活躍できるようにサポートが整っています。
また、得意な分野でスキルを深めることはもちろん、新しい技術や分野に挑戦することで、さらなるスキルアップとキャリアの幅を広げることが可能です。
システムエンジニアに高還元できるよう、テクニケーションでは単価給与連動制を採用しています。案件の単価に応じて収入が決まるため、実力がある人ほど高収入を得やすい仕組みとなっています。
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