IT健保の江戸前寿司をご存知か？

タフネスがしでです。

今回はIT健保に加盟する企業の社員しか味わうことができない、赤坂にある江戸前鮨「一新」について、奇跡的に予約が取れたので行ってまいりました。

IT健保には実はかなり充実した福利厚生制度があり、加盟する企業の社員はその恩恵に預かることができます。

実は「知らなかった」という方も少なくないので、是非調べてみてください。

鮨「一新」とは？

鮨一新は、東京・赤坂にある高級寿司店「鮨かねさか」が、関東ITソフトウェア健康保険組合の委託を受けて運営しているお店です。

ミシュランガイドで2つ星を獲得した「鮨かねさか」の味を、福利厚生施設ならではのリーズナブルな価格で楽しむことができます。

予約方法

鮨一新は完全予約制です。予約は、利用予定月の3ヶ月前の1日から電話またはWEBで行うことができます。

詳しくは、関東ITソフトウェア健康保険組合のホームページをご確認ください。

■先出し

小アジの南蛮漬け

→骨までよく火が通っており、木の芽の香りが清々しい。お酢は少し強めで、お酒や二品目に繋がる感じ。

■お造り

ヒラメ

→よく寝かせてあり、もっちりとした食感。味も濃く、いつまでも旨味が追いかけてくる。

カツオ

→歯切れよく、血の臭みが一切ないカツオ。旨味がとても濃く、もう二切れいただきたかった。

赤貝

→臭みや苦みがないのはもちろん、非常に強い甘みがあった。コリッと歯にあたり、喉を通っていく感覚。

■つまみ

ふぐ白子

→とても形の良いきれいな白子で、みりんや醤油を塗りながら？焼いている感じ。西京味噌のような風味があり、ためねん確認したところ、味噌は使っていないとのこと。濃厚。

たけのこ(またけ)

→季節もの。バリッとキレの良い食感で、少しだけ塩を付けていただく。エグみはまったくなく、たけのこの甘さと香りが味わえた。

タチウオの西京焼き

→しっかりと漬かったタチウオは、西京の甘い香りと淡白な身質がとても良かった。にしても、なぜあんなにも西京漬けはうまいのか。添えてある生姜はいわゆるはじかみよりもドライな味。これだけで白米行ける。

■握り・巻物・丼　他

マグロ（赤身、中トロ、大トロ）

→いずれも大変良く寝かせてあり、酸の立った旨味が非常に良かった。個人的には中トロが絶品。大トロもいわゆるな大味ではなく、どちらかと言えば中トロ寄りな質感。

ホッキ貝

→赤貝とは異なり、むっちりとした身質。香りが良く、「貝を食べている」というのがストレートにわかる味。

むつ

→非常に贅沢な印象の白身。味が濃く、もっちり濃厚。水分を調整してあるのか、その分舌に長く残って余韻があった。

コハダ

→The江戸前。仕事が詰まっていると思われ、赤酢飯のためか優しい仕立てだった印象。非常に美味。

車海老

→火入れが素晴らしい。歯切れの良さとエビらしさをきちんと感じられ、全く嫌な臭いはしなかった。

アオリイカ

→濃厚。舌でほどけていく感覚は見事。こちらも大変良く寝かせてあると思われる。

ガリ

→おそらく赤酢漬け。非常に鮮烈な酸味と塩気が印象的で、次の一口を誘う感じ。個人的にはハマる味わいだった。

ウニ、いくら丼

→こちらがとりわけ見事。ウニは甘く濃厚で、いくらは皮がしっかりとしており弾ける食感が楽しい。最も驚いたのはいくらを漬けているタレ。いわゆる一般の醤油漬けとは異なり、スッキリとした塩味と強い出汁の香りがあった。

鉄火

→先で紹介したマグロを使っているので、言うまでもない。海苔の香りとも非常に合う。

穴子

→ホックリ炊き上げられ、骨も当たらない。ツメも濃厚ながら辛くはない絶妙さ。

卵焼き

→これには驚いた。どちらかというとプリンに近い。ごく低温で火を入れたのがわかる、これまでに食べたことのない味わいだった。

ごぼう漬け

→パリッと軽快な歯ざわりで、締めにぴったりという感じ。まぶしてある金胡麻が強烈な主張をします。白米を持ってくればこれだけで2杯いける。

■追加

茶碗蒸し

→具材ナシ。つまり一番出汁の力強さだけを味わってほしいとのことなのかなと。非常にうまい。かの日本料理かんだのご主人いわく、「母が作った何も入っていない茶碗蒸しはうまくなかった」とのことなので、すごいと思う。

とろたく

→パリッと濃厚。相反する楽しみを同居させた、単純ながら名作である。

トロ鉄火

→先ほどのトロがたまらなくておねだり。巻いてもうまい。当たり前。

かっぱ巻

→実は個人的に非常に好きで、家でも自分で作るほど。こちらでは小きゅうりを贅沢に使っており、舌触りがいつもより繊細だった。もちろん種は当たらない。

果たしてどうだったのか？

鮨一新のおまかせコースは、つまみから握り、甘味までどれも絶品。

特に印象に残ったのは、以下の点です。

ネタと技

ミシュラン2つ星直営かつ江戸前ということで、”寝かせ”に凄みが出ていました。

特に、マグロはアミノ酸を感じとろけるような口当たり、白身は程よく水分が抜けもっちりとした歯ざわりです。

シャリの美味さ

シャリは赤酢を使い、ふっくらと炊き上げられていました。

少し塩は強めで、甘みは控えめ。どちらかというとドライな仕立てです。

だからこそ食べ飽きることがなく、ネタとの相性も抜群。

赤酢のキッと立つ酸味が非常に美味しかったです。

日本酒が好きな方には特にたまらない味なのではないでしょうか。

一品料理の繊細さ

握り以外にも、ふぐ白子やたけのこなどの一品料理も非常に繊細な味わいでした。

特に、ふぐ白子は濃厚な旨味が口いっぱいに広がり、忘れられない美味しさでした。

上品なイキフン

店内もスタッフさんも、他のお客さんもハイソサエティな空気感がありました。

気軽にというより、特別な機会に予約して行きたい印象です。もちろん、費用的には気軽に行けるのがポイント。

まとめ

ネタ、シャリ、一品、ミシュラン2つ星。みなまで言うなと。

これが福利厚生として楽しめるのは、ITS加盟企業に勤める者の特権と言ってよいでしょう。コースだけなら一人7000円、飲み物もすべてリーズナブルです。

鮨一新は、関東ITソフトウェア健康保険組合の被保険者及び被扶養者のみが利用できます。一般の方は予約できませんのでご注意ください。(一緒に行くことはできます。)

鮨一新

• 住所：東京都港区赤坂6-6-1 赤坂パークビル地下1階
• 電話番号：03-5570-1921
• アクセス：東京メトロ溜池山王駅 14番出口 徒歩1分
• 営業時間：ランチ：11:30～14:00/ディナー：17:00～22:00 定休日：日曜日、祝日
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