業務未経験ないし経験の浅い方が案件に参画する際のポイント

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インフラSEのK.Tです!※年収改善実績に載ってます
今年度に入り、私が参画している案件に運用・監視業務の経験のある後輩(Oさん)が参画してくれました。
Oさんは運用監視業務経験があり、一時期はリーダも務めていましたが、現在参画している設計・構築業務については経験はありませんでした。
しかし参画から約1ヶ月経過した現在では問題なく一馬力として業務を遂行できています。

私からみてOさんの取り組み方について素晴らしいと思った点があるためその内容についてと、
私自身もOさんに対する接し方について意識している点がありますので、
今後未経験で案件に参画する方や未経験のメンバーが参画してきた際のチームメンバーとしての関わり方について、皆さまの参考となれば幸いです。

Oさん素晴らしいと思った点について

大きく下記3点が挙げられます。

①業務時間後の自主学習
②コミュニケーション能力
③わからないところは自分なりの仮説を持って聞いてくる

一つずつ順を追って記載していきます。

①業務時間後の自主学習
現在参画している案件ではシステムを自動運用させるための運用スクリプトを作成するのですが、
私からお願いしたわけではないのに帰宅後わからなかった点は自宅のPCでコマンドを叩き、自学されていました。
自身のスキルを向上させることでスケジュールに余裕を持たせながら成果物を収めることができ、
その結果現場からの信頼が高まり、継続的な案件参画に繋げることができます。
これはスクリプトの作成に限らずどんな仕事においても同じで、特に案件に参画したばかりで知識があまりない時こそ自己学習は生きてくると感じました。
結果としてOさんは現場リーダからの信頼感が高まっています。

②コミュニケーション能力
リーダ経験あるためメンバー同士の距離を縮めることで業務がうまく回ることを理解しており、
仕事の話だけでは無く雑談もされています。
雑談をすることで普段から話しやすい雰囲気を作ることができ、
業務上分からないことが出た時も気軽に相談しやすく、結果として円滑に業務を進めることができます。
雑談しすぎるのもよくないですが、最低限のコミュニケーションしかしないよりは雑談もあった方が良いと感じております。

③わからないところは自分なりの仮説を持って聞いてくる
Oさんはわからない点があった際にまずは自分で考えて、
自分なりの見解を作った上で相談してくれます。
わからないことをただ聞くのでは無く自分自身の仮説を作ることで考える力が養われます。
ただし、仮説を考えすぎて無為に時間を費やすのもよろしくないため、
参画したばかりで全く分からないことが出てきたら即座に相談する勇気も必要となります。

私が意識していること

私自身がOさん含む、新規参画者をフォローする際に意識している点は下記2点なります。

・詰まっていそうな時の声かけ
・指摘する際もまずは褒める

1点目について、これは私自身もそうなのですが、仕事が行き詰まった時に突然ウトウトしてくるようなことがあります。
(昼休み明けなどは特になりますw)
その兆候が見られたタイミングで「進捗どんな感じですかー?」的な声かけをすることで
眠気を覚すことと同時に、わからない部分を聞き出すことができます。
また、一度わからない部分を聞き出すと、その後に「もう一点聞いても良いですか?」と話しやすい雰囲気に持っていきやすいです。

2点目について、「指摘する際もまずは褒める」ですが私自身指摘ばかりされて嫌な思いを何度もしてきた経験から、
指摘する前にまずは褒めることで自分も相手も気分の良い状態で、改善を促すことができます。
また、指摘だけして終わりという方もいますが、特にまだ経験の浅い方に対してはあまり有効ではないと感じており、
私としては改善策やヒント、その根拠などをしっかり伝えるようにしています。
そうすることによって何故こういう指摘を受けたのかという結論が導き出すことができ、
結果として次回以降同じような指摘を受けにくくなるのではという考えのもと、実践しています。

まとめ

どの業界、どの仕事をする上でもこれらを意識することでより円滑に業務を遂行することができます。
ただし、私が現在参画している現場はフル出社のため基本リモートの現場については、また少し変わってくるのかなと思います。
少しでも参考になれば幸いです!