前職での経験が転職への後押しに

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この記事では、私が前職で学んだことや転職に至るまでの背景について詳しくお話していこうと思います。

前職の話

前職は、社員数30人程の小さなソフト開発の会社でした。入社当時は開発が全くの未経験だったので、0からのスタートで、休みの日は独学で猛勉強の毎日でした。開発の基礎が身についた頃から、大型案件の一部を任されるようになり、次第に自信にも繋がっていきました。

その後、リーダー的立場になり、エンドユーザー側の要望の実現に向けて「いかに分かりやすく開発者に伝えるか」というのも実務で学びました。また、ソフト検査員のリーダーとしても活躍しました。

エンドユーザーである全国の各テレビ局の中で実務に取り組んだ結果、開発・エンドユーザー・ソフト検査と様々な視点から発想するようになり、総合力が養われた気がします。開発の枠の中だけに囚われるのではなく、失敗を恐れず、新たな挑戦として他の分野にも足を踏み入れたことが、自分の経験値となり、財産になることを知りました。

転職を決意した経緯

放送関連のシステム開発を主として携わってきて、入社当時は安定した業界だったので、未来の心配はまったくしていませんでした。ところが、インターネットの普及により放送(テレビ)業界が曇りはじめ、システムの設備投資に大きく影響を受ける事になりました。つまり、システムの改修やメンテナンスなどの頻度も急激に減少し、大きな打撃を受ける事になります。

そんな状況下の中、吸収合併することになり、代表取締役・業務の方針や規約などもすべて変更され、今まで培ってきた環境が変化しました。それによって、モチベーションが下がってしまい、今後について深く考えるようになりました。しかし、今後も開発者として常に新しい技術や開発言語をアップデートしていくのは、当時の年齢を考えた時に不安だらけでした。

そんな中、今までの実務を振り返り、開発以外の部分で培ってきたリーダー的立ち位置で行った業務やソフト検査員としての経験を活かしていきたいと思うようになりました。大企業の代表メンバーとして、日本全国の各テレビ局で業務した経験やノウハウが、転職への道を後押ししてくれました。

現職にも活かせた!リーダーシップやソフト検査員としての経験

その後は、テクニケーションに入社し、ある複数のツールの開発の設計の案件に参画しており、設計に対して必要と思われる機能を選出し、その機能に伴う画面設計を考える業務をしています。画面設計では開発者目線だけでは無く、利用者目線でも特に意識なく考えている自分がいて、メンバーからは「そこまでは細かすぎる」と指摘を受けることもありますが(笑)改めて感じるのは、経験は後に身の助けになることを実感しています。

まとめ

新しいAI技術が急速に進化していますが、AIがこの先どんなに進化し続けても、学習できない分野が存在すると思っています。それは感情(喜怒哀楽)や痛み(苦しみ)ではないでしょうか。AIは答えが複数ある場合や答えを導き出すプロセスが確立してない場合には、学習が出来ません。

前置きが長くなりましたが、皆さんも初めての経験した時に感じたことは、情景も含めて大切にして欲しいと思います。また、経験したことのない事柄に対しても、無闇に避けるのでは無く、トライして過程を楽しんでもらえたらと思います。結果が良悪どちらでも、後の人生でその経験で得たものは、感情や情景・反省も含めて役に立つ時が必ず来ると思うからです。