一年間で5つの資格を取得した方法

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はじめに

2024年6月にテク二ケーションに入社したK.Rと申します。
過去に1年間でまとめて複数の資格を取得した経験があり、自身の経緯や勉強方法などを共有できればと思い、この記事を書いています。同じ資格の取得を目指している方に、少しでも参考になれば幸いです。

取得した時期と資格の種類

受験した資格の一覧と取得時期は以下の通りです。

  • 2022/01:勉強開始
  • 2022/03:Oracle Certified Java Programmer, Silver SE 11
  • 2022/05:基本情報技術者(受験日は4月中旬)
  • 2022/05:ORACLE MASTER Silver DBA 2019
  • 2022/07:LPIC-1
  • 2022/10:応用情報(不合格)
  • 2022/12:Oracle Certified Java Programmer, Gold SE 11

資格勉強については並行せず、ひとつ取ったら次の資格勉強をするという感じで進めました。 受験する順番は特に考慮していないですが、基本情報は出題範囲が情報系の基礎的な知識を網羅しているということもあり、前半で取得しました。

取得した経緯

資格勉強を開始する当時はこのような経歴でした。

  • IT職歴:別職種から転職して9ヶ月
  • 経験した言語:VB.NET、Typescript、SQL
  • 保有資格:無し

前職で次の案件に移る可能性があると聞き、その案件がJava、Linux、OracleDBを使用する案件でした。すべて未経験だったため、基礎的な知識を体系的に学びたいと思い、資格を取得しました。

実践した勉強方法

ここからは、実際に私が行った学習方法についてや意識して実践した点について紹介します。
個人的には、この方法が有効で実際に合格に繋がりました。

過去問・問題集をメインに勉強する

よくある資格の勉強方法として参考書も何周もするという方法がありますが、これは試験に合格するという点では、少し遠回りをしているかと思います。

参考書は、出題範囲をすべて網羅して解説するという特性上、実際の試験での出題傾向に関わらずに内容が均等に記載されているケースが多いと思います。その点、問題集は過去の出題傾向から作成されるので、効率的に勉強できます。

そのため、基本情報の科目Aは過去問中心に、それ以外は問題集中心に学習し、参考書は間違えた問題についての解説書くらいの感覚で使うと良いと思います。

あとから、振り返って考えると不合格となった応用情報の勉強をしていたときは、時間のかかる午後の記述式問題を解くのが面倒で、午前の選択問題ばかり解いたり、参考書を読み込んだりして勉強した気になってしまっていたと思います。。

正解率9割以上にする

後述する問題集やサイトで全体の9割くらい正解できるようになれば、合格できるかと思います。 この状態に持っていくために私は以下のような過程を踏むようにしていました。

一週目

何もインプットしていない状態でまず問題集をすべて解いた後、 自分の回答を確認して、3つの理解度に区分します。

  • ○:正答(理由も含めて理解している)
  • △:正答(理由があいまい・他の選択肢と迷った)
  • ×:誤答

この段階で△と×が多くても問題ありませんので、少しでも引っかかっている部分があれば△判定にしましょう。解説をしっかりと読み込んで、間違いの選択肢についてもなぜ違うのかを理解してください。○の問題の解説はサラッと確認する程度で良いと思います。このフェーズが一番時間のかかるところですが、おろそかにするとかえって覚えるのに時間かかってしまいます。

基本情報の場合は、IPAの公開問題を解いて問題の形式を確認します。間違えた問題については他と同様、参考書などを使ってしっかりと理解します。

二週目以降で自分の解答履歴を遡ることができるので、問題集を解く場合は自分の解答と3つの区分をスプレッドシートなどに記録しておくと良いと思います。

二週目以降

前の周回で△と×の問題のみ取り組みます。○の問題はやらなくて大丈夫です。やらなくて良い問題を切り分けるために一周目で○と△の判定を厳しめに設定しています。 問題を解いた後の工程は一周目と同様に進めてください。基本情報の場合は、科目Aは過去問、科目Bについては新方式対応の問題集を使って進めると良いと思います。大体三週すると問題集は、ほぼ正解できる状態に持っていけると思います。

早い段階で受験日を決定する

このやり方は少し強引かつ、かなり主観が入っているかもしれません……。

私の場合は、次に受ける資格を決定して勉強を開始する段階で、自分が思う少しタイトなスケジュールで受験日を予約していました。こうすることで、途中で中だるみすることなく、進めることができました。また、前述した正解率9割に達するまでの大体の時間を逆算して、遅れていたらその週は意識的に勉強時間を増やすなど調整もできます。進捗が想定通りにいかなかった場合でも、日程変更は可能なため、安心です。(変更は期限があるので注意です)

参考書・問題集・サイトの紹介

各資格別の参考書・問題集

実際に私が使用した参考書・問題集などを紹介します。
よく売れているものであれば大きく内容に差は無いと思いますので、すでに持っている方はわざわざ購入し直す必要は無いです。

実行環境

実際にコードやコマンドを実行して動作を確認したい場合は、以下サイトのようなシミュレータを使うと環境構築手順を省略できるので便利です。
資格に合格してから、環境構築含めて別で必要になれば学習するという形でも良いと思います。

まとめ

ここまで、長々と自分の資格取得までの経緯から実践内容まで紹介いたしました。学習方法も人それぞれ合う・合わないがありますので、良さそうだなと思ったものがあれば、取り入れていただければ嬉しいです。