【合格体験記】ORACLE MASTER Silver SQLに二ヶ月で合格した方法
こちらの記事では、テクニケーションの社内で『ORACLE MASTER Silver SQL』を取得したテクニケーションのエンジニアに受験に至った経緯やどのような学習方法で勉強されたのかを伺いました。これから受験予定の方の参考になれば幸いです! ここから先は、インタビュー形式にて進めます。
目次
(1)受験した経緯
ーー受験に至った経緯を教えてください。
より良い案件にアサインされるために、資格を取得する必要があり、周囲にも勧められたからです。また、以前に『10g Silver DBA』を所持していましたが、2016年頃に失効し、再取得がしたかったということもあります。
(2)学習方法・リソース
ーーどのような教材やツールを使って学習しましたか?
『問題集(黒本)』や『ping-t』です。
ーー効果的だった学習方法や習慣は何ですか?
『ping-t』や単語帳での反復演習です。
ーー学習期間はどれくらいでしたか?また、スケジュールの立て方を教えてください。
大体二ヶ月程度でした。
(1)『問題集(黒本)』を読み進めながら要点をノートにまとめる
(2)『ping-t』の自由演習でミスが0になるまで反復演習をする
(3)関数などの暗記項目について単語帳を作成する
(4)ping-tの模試をある程度の点数になるまで反復演習する
ちなみに、私の場合は最高で89%でした。平均で80%以上まで安定して取れるようにやりこむのが安全だと思います。
(3)試験対策
ーー試験対策のためにどのような学習計画を立てましたか?
最初に受験スケジュールを7月末~8月と定めたうえで学習を進めていました。
ーー模擬試験や過去問はどのように活用しましたか?
自由演習や模試で問題を解き、ミスを潰す…という繰り返しを時間の許す限り実施しました。また、『ping-t』のお気に入り機能を使用して、自信のない問題についてはマークしておき、反復演習するようにしました。
ーー学習中に苦労したポイントと、それをどう克服したかを教えてください。
nullを扱う関数まわりと『10gBronze』受験時(2011年ごろ)にはなかった項目のMerge文やマルチテーブルインサート、外部表については切り捨て、タイムゾーン関連や関数周りは単語帳での暗記で対応しました。
(4)取得後の変化・メリット
ーー取得によってキャリアアップ・評価の変化などはありましたか?
現状はありませんが、10g取得時から年月を経て、忘れかけていた内容の再確認であったり、最新の知識を学習する上では、とても有意義だったと思います。
(5)今後の目標・アドバイス
ーー今後の目標や『ORACLE MASTER Silver SQL』取得を目指すエンジニアにアドバイスがあればお願いします。
AWSソリューションアーキテクトアソシエイト・DB・AWSの資格を取得することで、インフラ周りの知見について強化を図りたいと思っています。Oracleにおける基礎的なSQLの知識があれば、そこまで難しい内容ではないはずです。
試験においては、問題の意図を汲みずらいものや『ping-t』などには出てこなかった斜め上からの出題があるので、模試等の点数は余裕がある状態で受験するのがおすすめです。実際、模試は89%でしたが、本番は72%まで落ちてしまいました……。
また、可能であれば、実際に実機でSQLを打ってみて、どういう時にどういう挙動をするのか肌で確認しておくのも大事だと感じました。
ーーなるほど。ちなみに学習するにあたって、モチベーションを保つための秘訣はありますか?
忍耐あるのみです。昔に比べて受験料が格段に上がっているために絶対に落とせないというプレッシャーとSilverを取得したのが10年以上前だったので、モチベーションの維持が難しかったです。
最終的には、キャンセルができないタイミングで無理やり試験の予約を取り、強引に退路を断つ方法で先細りしてしまったモチベーションをどうにか保ちました。模試の点数に一喜一憂し、ずっと日和見をしていた状態を打開する方法で意味のある一手だったと言えますが、あまりおすすめしたくない手段ではあります(苦笑)。