単価の上げ方とは?

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テクニケーションの開発SE Y.Mです。
この記事では、参画する案件の単価の上げ方について、実体験を交えながら記していきます。

テスターからスタート

私は、新卒でIT業界に就職し、最初は右も左もわからず、プログラミングも大学時代に勉強はしていたのですが、とても苦手でした。そんな私が一番最初に参画した現場では、テスター案件でした。

総合テストのテスターとして、画面が仕様書通りに動作する事を確認し、エビデンスを取り、仕様書通りに動かなければ、先輩に相談して修正してもらう業務をしていました。今思えば、「ザ・テスター」といった業務内容です。この頃は、目の前の作業で一杯いっぱいで、自分の単価が「いくらでどう上げていけば良いのか…」なんて当然考えていませんでした。そもそも前職では、単価は教えてもらえなかったので、現場の単価すら知りませんでした(笑)。

次の現場でおこなった作業としては、小規模案件のプロジェクトメンバーとして参画したプログラミングでした。先輩が設計書を作成し、レビューをおこなっている間、先輩から「どんな感じにプログラミングをしたらいいか考えておいて」と言われ、ひたすらコードを眺めては「ああでもない…こうでもない…」と思案していました。

先述の通り、プログラミングが苦手だったので、コードをみても理解ができず、初歩的な質問をたくさんしながら、なんとか作成しました。今、思えばプログラマーとしての経験も積めた現場でした。

そして、設計書修正の経験

現場も変わっていく中である案件で設計書を修正する機会が訪れました。その頃、テスターとしてテストしていたんですが、設計書まで跳ねるようなバグを見つけ、バグ対応をしていました。その時、設計書担当だった方が手が回らない状況だったため、代わりに設計書の修正を行いました。

過去にコーディングする上で、何度も設計書は見てきましたが、「修正をする」と言う点では初めてだったので、担当者の方に色々聞きながら修正を行いました。そのように経験を積んでいくと、次の案件の面談を行うときに「詳細設計書担当経験あり」というスキルをつけ加える事ができます。また、ここまでくると最初のテスターだった頃の単価とはまったく異なってきます。

プロジェクト予算や商流にもよりますが、「テスター」と「詳細設計担当ありのSE」とでは10万~20万ほど単価が異なってきます。同じ要領で詳細設計書をしばらく担当していると、今度は基本設計書の修正を任せられるようになってきます。そうなると、また「基本設計書担当経験あり」のスキルを手に入れることができるわけです。

扱えるスキルの多さに気づく

基本設計書の経験まで積めると、上流から下流の工程を一通り扱えるようになっているので、もちろん単価も上がっていきます。ここまでくると自分以外の人にも目を配れるようになり、サブリーダー・チームリーダー・プロジェクトリーダーと自分ができるポジションが増えていきます。もちろん、参画するポジションによっても単価が変わってきます。

私が日々意識していること

とりあえず目の前のタスクに全力で取り組む

当たり前のようですが、この積み重ねが実績につながっていきます。自分の実績が現場での実績になり、継続採用に繋がっていくため、長期的な案件に携わらせていただく機会が多くなると、先述のような初めての経験に触れる機会も増えてスキルも身に付いていきます。

わからないことは聞く

これもありきたりで当たり前ですが、これができていない方がかなり多いです。年齢を重ねていくと聞きづらくなっていくので、若いうちからどんどん聞く姿勢を意識しています。特に自分が初めて携わるフェーズでは、わからない事だらけだと思うので、先輩社員に聞いたり、有識者に聞いたりしながらきちんと作業を進めるのが一番効率が良いと思います。聞かずに失敗してしまっては、後々自分の首を苦しめるだけだと思うので。

まとめ

いかがだったでしょうか。

私の場合は、運よくテスターから順当なスキルアップを図れたなと思っていますが、中々思うようなフェーズに入れないということもあるかと思います。とはいえ、まったく無意味な現場はなく、そこで学べるスキルというものは確実にあります。ですが、希望外であったり、困った案件に配属されてしまった場合には、早々にその現場でのスキルを身につけて、営業と相談し、退場するのもアリです(笑)。

テクニケーションの営業チームは、それが強みでもあるので、ご興味があればぜひカジュアル面談してみてください!お待ちしております。